2007年04月20日

【金曜日の一冊】こんな本を読んだ。(三枝玄樹)



おふくろがガンで死んだ。
ある秘密を残して。
それは、同時期に交際していた4人の父親「かもしれない」男たちの名前。

男たちは、妻子持ち、社長、区役所勤務、無職。

俺は、男たちと個別に接見していく中で奇妙な感情に囚われていく。
DNA鑑定の案なども出たが、最後に集合して皆に打ち明けた結論とは?

評価★★★
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2007年03月28日

【水曜日の一冊】こんな本を読んだ。(佐藤多佳子)



主人公:新二の陸上競技生活を通じて、部の同期や先輩との友情、家族の交流を絡め本人の成長を描いていく秀作です。
入部時から3年の大会までを描く3部作。

新二は、サッカー選手の兄:健一と友人でスプリンター:連に触発され、スプリンターの道を目指す。

素人から始めた競技でも、速くなりたいという気持ちは誰にも負けない。
仲間を信じ、ライバルと競り合いながら成長していく新二。
気になる異性との出会いと接近。

インターハイへ向けての最後の関東大会が迫る。
100メートル走に勝つのは誰だ?
有望な下級生を加えた400メートルリレーの行方は?

そして最終日、友人であり最大のライバルである連と新二の200メートル走の勝負が迫る。

高校生の「ひたむきさ」と「爽やかさ」が伝わってきます。

評価★★★★★
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2006年12月31日

【日曜日の一冊】こんな本を読んだ。(新堂冬樹)



広域暴力団傘下の雨竜組若頭:市之瀬の眼に留まり頭角を現し、今や闇金王と呼ばれる蔵王。
蔵王は完済した債務者に対して、サラ金業者から買いとった債権で言いがかりをつけて、再度支払わせる「二重取り」をシノギとしている。

エグイ取立を行う蔵王の前に次々と獲物が現れる。
商売敵や広域暴力団とも対決しながら、ついに最後の対決へ向かう。
破滅するのは誰なのか?
最後に笑うのは誰なのか?
そして驚愕のラストが・・・

WEBサイトで公開された作品の単行本化で、闇金の無間地獄を描いた極悪金融小説。

一晩ノンストップで読んでしまうおもしろさです。


評価★★★★★
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2006年06月19日

【月曜日の一冊】こんな本を読んだ。(新堂冬樹)

●黒い太陽

父の入院費用を稼ぐため、キャバクラに勤め始めた立花。
心のやすらぎは、同じ店に勤めるキャスト:千鶴。
やがて、その才能が、立花の意思とは無関係に風俗王:藤堂から認められていく。

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2006年06月18日

【日曜日の一冊】こんな本を読んだ。(雫井脩介)

●クローズド・ノート

マンドリンクラブやアルバイトと忙しい毎日を過ごしている大学生:香恵。
恋人はいないが、ちょっと気になる男性も現れてきた。
そんな時、ふとした事で自分のアパートの部屋で見つけた
以前の住人が置き忘れた一冊のノート。
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2006年05月21日

【日曜日の一冊】こんな本を読んだ。(新堂冬樹)

●砂漠の薔薇

こどもの頃から快活だった十和子と消極的だったのぶ子。
娘のお受験をきっかけに二人は再開する。
しかし、場違いなハイソな奥様グループの中でのぶ子は徐々に浮き始める。
受験が終わり、のぶ子の狂気が限界を超えた時に、のぶ子は十和子の娘に手をかけてしまう。
平凡な主婦をそこまで追い詰めたものは、いったい何なのか?

数年前に実際に起こった事件を彷彿させる犯罪小説。

評価★★★★
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2006年04月25日

【火曜日の一冊】こんな本を読んだ。(進藤良彦/高山直也)

●サイレン

父と弟と共に夜美島に渡った天本由貴。
島に伝わる「サイレンが鳴ったら、外へ出てはいけない」という謎の言い伝え。

やがて奇妙なことが、由貴の周囲で起こり始める。
不安になる由貴。
そして、ついに島中にサイレンが鳴り始める。

一体何が起こるのか?
そしてサイレンとは、何なのか?

映画「サイレン」を基にした書き下ろしです。

評価★★★
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2005年10月24日

【月曜日の一冊】こんな本を読んだ。(酒井順子)

●その人、独身?

週刊現代に連載中の人気コラムが単行本化されました。
著者は、皆さんご存知の負け犬ブームを巻き起こした酒井順子。

独身男性を常に捜し求めている負け犬たちがふと発っしてしまう
「その人、独身?」のフレーズ。
そんな日常を軽妙な語り口と着眼点で描写。

酒井節は健在です。

思わず「あるある、そんなこと」と膝を打ち、くすっと笑ってしまうこと受けあいです。

女性が下着で気にする「ひびかない」とは、いったい何?
男性は、おそらくわかりませんね。

評価★★★★★
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2005年08月24日

【水曜日の一冊】こんな本を読んだ。(新堂冬樹)


●聖殺人者


前作
悪の華
で山王寺組の若頭・不破との対決を制したシチリアの冷獣:ガルシアに再び脅威がせまる。
今度の相手は、シチリアマフィアが送りこんだ感情を失くした正確無比なヒットマン。
不破なきあと台頭してきた南雲組:海豪を交え三つ巴の戦いが始まる。

ガルシアのまわりの人々が次々に傷ついていく中、ついに対決の時がせまる。
果たして・き残るのは誰か?

評価★★★★★
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2005年08月03日

【水曜日の一冊】こんな本を読んだ。(鈴木カオリ)


●青葉台駅チャリンコ2分


酒びたりの女子大生:カオリは、ふとしたことから出会った自転車競技に魅せられる。
体育会初の女子部員として自転車部に押しかけ入部するカオリ。
そこに待ち受けるのはつらい練習の数々と部員との友情。
いくつかの大会に参加するものの、ケガにより競技を断念せざるをえなくなるカオリ。

目標を失ったカオリの前に現れた自転車雑誌の編集者という仕事。
編集長にボロクソに言われながらも、選手経験者の視点から企画を進めていく中で
フリーライターの鏑木こと通称カブと出会う。

反発しながらも徐々にひかれあう2人。

やがて2人は・・・

評価★★★★★
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2005年07月11日

【月曜日の一冊】こんな本を読んだ。(サントリー次世代研究所)

U35世代 僕と仕事のビミョーな関係

U35世代(25歳〜35歳)にインタビューした結果をまとめた1冊。
漠然とした不安や「好きなことを仕事にできなかった」トラウマをかかえたサラリーマンたちの本音が満載。

ニートやフリーターの増加という話題が世間を賑わす中、希望格差社会を著した山田昌弘氏が、日曜日の日経新聞朝刊でフリーターを「夢見る使い捨て労働者」と命名していました。
実現する見込みの低い夢を追うことに注力し、単純作業に従事している現実から目をそらしていると・・・

この本に登場する人々は、皆就職をしており、その上で葛藤しているのでまだ良いのかもしれません。

同じような境遇で悩んでいる人は、弱気や迷いを脱却するきっかけを探してみませんか。

評価★★★
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2005年07月05日

【火曜日の一冊】こんな本を読んだ。(清水一行)

●小説兜町(しま)

朝鮮動乱を契機にした日本経済復興により、相場は過熱し、大衆の投機熱が高まり始めた昭和27年秋。
一人の男が兜町に戻ってきた。
男の名は、山鹿悌司。

2年後ソ連:スターリン死亡による暴落という厳しい状況下で抜擢された山鹿は、
独自の手法で抜群の成績を積み上げていく。

やがて神武景気の発端を見抜き、大勝負へ突き進む山鹿。
大勝利を収めた山鹿推奨の株は大当りを続け、いつしか「山鹿機関」と呼ばれていく。

しかし、相場は順調な時ばかりでなく・・・

兜町最後の相場師の半生を描いた著者の最高傑作。
株式投資の経験者は、よりリアルに、未経験者には入門編としてオススメです。

評価★★★★★
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2005年06月21日

【火曜日の一冊】こんな本を読んだ。(曽野綾子)

天上の青(上下)

自宅で和裁を営む波多雪子は、朝顔をきっかけに宇野富士男と知りあう。
やがて時々訪れ、話をする仲になったが、富士男には雪子の知らない側面が・・・

平凡な素顔とは裏腹に、女性を襲い続け、殺す冷酷な富士男。
しかし、獣性の塊のような富士男でも雪子には一目置いている。

やがて富士男が逮捕されたことを知った雪子は、富士男のために弁護士を雇う。

クリスチャンでもある純粋無垢な雪子と対極にいる富士男を対比しながら
人間とは何かを表現しています。

著者には珍しい長編犯罪小説です。


評価★★★★
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2005年05月01日

【日曜日の一冊】こんな本を読んだ。(真保裕一)

灰色の北壁


山をテーマにしたミステリー短編集。

初登頂にまつわる疑惑を明らかにする男。
それを晴らすために、再び山に向かった男の遭難死にまつわる真相を追う表題作。

他の作品は、
山岳救助隊を引退後も山小屋の管理人として救助のヘルプを行う「羆」と呼ばれる男。
救助の場で彼が目にする山男の友情と憎悪。
救助と共に自分の過去の遭難経験を伝えることで、
山を愛する心が次世代の若者に引き継がれていく。

そして「羆」の異名も同様に次世代に引き継がれていく。

映画化もされた名作「ホワイトアウト」も併読してみたら、いかがでしょう。



評価★★★★
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2005年03月06日

【日曜日の一冊】こんな本を読んだ。(司馬遼太郎)

●侍はこわい

戦国時代から幕末にかけての人間模様が満載。

主役は男だが、存在感のある女性:お婦以(おふい)が、
いい味を出している表題作「侍はこわい」をはじめ、
正体不明の伝説の忍者:知道軒を討つことを命ぜられた男を
主人公にした「忍者四貫目の死」等の傑作選。

ほとんどの作品を読まれて、もう読むものがない司馬遼太郎フリークにはオススメ。
雑誌発表後、初めて本になる短編集。

評価★★★★★
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2005年03月02日

【水曜日の一冊】こんな本を読んだ。(新堂冬樹)

●背広の下の衝動

職場でも家庭でも疎外される男を「邪」、「団欒」、「嫉」のテーマで表現したミステリーホラー&コメディ集。
ラストの短編「部屋」では、虐待のトラウマからペットにあたる姿を描写。

薄気味悪さと可笑しさが同居した短編集です。

評価★★★
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2005年01月26日

【水曜日の一冊】こんな本を読んだ。(司馬遼太郎)

●司馬遼太郎が考えたこと1〜15 

国民作家:司馬遼太郎の40年にわたる思索をたどるエッセイ集大成。
第1巻(1953.10〜1961.10)〜第15巻(1990.10〜1996.2)順次刊行中。
新聞記者生活から作家生活、時代も復興期、東京五輪、高度成長、バブル崩壊を経る中、味わいのある司馬史観が散りばめられています。

1巻は昭和30年代の話題が中心。
本願寺やバスク人(フランシスコ・ザビエルはそうらしいです)、出雲族(大国主命)対天孫族(神武天皇)にまつわる島根県の古代と現代のしがらみに思わず「へぇ〜」です。
ファンの人も読まず嫌いな人も新潮文庫で是非一読。

評価★★★★★


オススメもう1冊

●街道をゆく1〜43 
国内外を旅し続けた中での思索、常に追い求めたテーマ「日本人とは何か?」
同行した画伯や関係者との会話にも味があり、挿絵もまた良し。
続刊がもう出ないのが至極残念。

ビジュアル版の「週刊 街道をゆく」も刊行中。

評価★★★★
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2005年01月16日

【日曜日の一冊】こんな本を読んだ。(雫井脩介)

犯人に告ぐ

神奈川県下で連続児童殺人事件が発生。
過去の事件の失態により失脚していた巻島刑事が特別捜査官として復帰。
夜のニュース番組に出演し、姿の見えない犯人にせまる。
一進一退の中、あることをきっかけに事件は急転。
スリルと感動に満ちた警察小説です。

読み出したら止まりません。

評価★★★★★

オススメもう1冊

火の粉
元裁判官:梶間の隣家に、自分が無罪判決を下した男:武内が引越してきた。
武内は善意の仮面の下、梶間家の人々の心を掴んでいく。
やがて梶間家の周辺で次々と起こる事件。
梶間の息子の嫁がまず疑念を抱く。家族にせまる危機。
エスカレートしていく犯人の狂気。
過去の事件の真犯人が判明した時に梶間がとった行動は?

一晩で一気読み。

評価★★★★★
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